SDGsの取り組み
2021.06.18
環境印刷実現を目指す GPの取り組み2
廃液と無処理刷版
ITマーケティング部の平野です。
弊社は印刷用刷版を現像レス刷版(無現像版)に切り替えました。
刷版とは印刷をするのに用いる資材で、印刷の絵柄を映し出すプレートのことです。
環境によく、作業工程も減らせる刷版に切り替えることで、印刷に伴う、環境への負担を減らすことができました。
印刷についての説明は弊社のYouTubeチャンネルでも行っています。
印刷屋さんの印刷機では、コピー機のようにデータを送るだけでは印刷できません。カラー印刷をする際にはC(青)M(赤)Y(黄色)K(黒)4色分の刷版が必要です。プレートに絵柄を焼き付けたものを、印刷機に取り付けて印刷をします。この現像の工程では、特定産業廃棄物に指定されている廃液が発生していました。正しく処理をしていましたが、やはり発生しないほうが地球に優しい印刷ができます。
左:刷版の表面 無現像刷版では印刷面が見えにくい欠点があります。右:刷版の裏面
そこで今回は現像の工程が必要のない資材に変更しました。まだ業界としても少数派ですが、少しでも地球に優しい印刷をするために、切り替えることにしました。
印刷をするかぎり、地球への害を0にすることはできません。しかし、影響を軽くすることはできます。以前ご紹介した、「GPの取り組み ノンVOCインクとは」を始め、少しでも印刷による地球への負荷を減らせるように情報を集めながら、変化していきます。
最低限の負荷で、社会に必要な印刷物を生み出していきたいと思います。
これはSDGs17の項目のうち、
7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
12「つくる責任 つかう責任」
14「海の豊かさを守ろう」
3「すべての人に健康と福祉を」
に貢献できます。