SDGsの取り組み

2021.05.21

環境印刷実現を目指す つくる責任つかう責任~紙で梱包~

こんにちは!

富士凸版印刷の清水です。

ビニール製のレジ袋が有料化となって、まもなく1年になります。
エコバッグでの買い物が普通になってきましたが、ときどき財布だけ持ってコンビニに行って「はっ!エコバッグ忘れた」となる時がいまだにあります・・・。

物が多い時は泣く泣くレジ袋を買いますが、お金を出して買ったとなると、もったいなくてゴミ袋としても使えず、「何かあった時のために」と小さくたたんで鞄に入れてます(笑)。

さて、レジ袋がなぜ有料になったか、みなさんもよくご存じだと思います。

そう、海洋プラスチックごみの問題です。
1年のあいだに海に流れ込むプラスチックごみは、世界でなんと800万トン!

プラスチックは自然の中で分解されにくく、海の生き物が誤って飲み込んだり、体に絡まったりするなど、生態系に悪影響を及ぼします。

50年には海のプラスチックごみが魚の重量を上回るという試算もあるので、どれだけ深刻な状態かがわかりますね。

これらのごみを出し続けることは、生態系を壊す以外にも、美味しい魚が獲れなくなったり、ごみが流れ着く沿岸域の居住環境が悪くなったり、船舶航行の障害になったり、景観が悪くなり、観光業への影響が出たりなど、私たちの生活にも直結する問題となっています。

ではそのごみはどこからくるのかというと、
7~8割は、街で発生したごみが河川を伝って海に流出したものなのです。

このうち、ポリ袋の占める割合は0.3%(容積比)と言われています。一番多いのはペットボトルや漁具です。
(環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdf)

あれ、じゃあレジ袋の利用を少なくしても意味がないのでは?
有料化の目的ってなに?

政府が有料化のポイントとして強調するのは、プラスチックごみを大幅に削減するというよりも、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとなることです。 (経済産業省:https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)

普段何気なくもらっていたレジ袋が有料になることで、お金を出してまで本当に必要なのかどうか考えるようになりましたよね。

さらにそこから、使い捨てプラスチックのゆくえや、それを削減するにはどうしたらいいか、よりごみを出さない生活とは何か、環境に負荷をかけないこととは何かを考える・選択することにつなげていく。

そもそもレジ袋有料化で海洋ごみ問題について知った人も多いと思います。

つまり、環境問題を考える「きっかけ」となっていたんですね。

富士凸版印刷では、以前からプラスチックごみを減らすために何をしたらいいかを考え、
手始めに、シルクスキンケア化粧品を発送するときの緩衝材をプラスチックから紙に替えてみました!

紙は、製造工程でとっておいた大切な紙を活用。

商品を包むように紙を折りたたみ、段ボールのサイズにピッタリとはめることで、中で商品が動かないように固定できます。

ほとんどがガラス瓶ですが、いままで「割れて届いた」というクレームはありません。
むしろ「ごみの分別をしなくていいから楽になった」とのお声をいただきました!

環境のためにと思って取り組んだことが、実はお客様へのやさしさにもなっていたということ。みんなが幸せになれて、包む側としてはより気持ちがこもります。

この取り組みを続けることでSDGs17のゴールのうち、

3「すべての人に健康と福祉を」(海の生態系を守ることで、魚を食べる人間の健康を守ることにもつながります)

8「働きがいも経済成長も」(お客様に喜んでいただけると社員の働きがいにつながります)

11「住み続けられるまちづくり」(ごみを少なくすることで街を汚しません)

12「つくる責任 つかう責任」(在庫紙の活用、お届け先での分別の手間を軽減します)

13「気候変動に具体的な対策を」(プラスチックの製造・廃棄にかかるCO2排出量を抑えます)

14「海の豊かさを守ろう」(プラスチックごみが海に流出することを防ぎます)

15「陸の豊かさも守ろう」(在庫紙の活用やごみの適切な処理で、陸の生態系を守ることにつながります)

に貢献できると考えます。

レジ袋有料化からみなさんはどんなことを考えましたか。

プラスチックごみを削減するために取り組んでいることはありますか。

自分にできることはなんだろうと、まずは考えることが環境問題を解決するための大きな一歩になるはずです。

小さくても何かできることはないか、個人的にも普段の生活のなかから考えていきたいと思います。

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