SDGsの取り組み
紙の環プロジェクト 第一弾
-瀬古の家様に寄付に伺いました-
こんにちは、営業部の浅井洵です。
今日は皆さんに報告があります。弊社の活動である「紙の環プロジェクト」で得た古紙回収リサイクル費用を寄付いたしました!賛同してくださった皆様に御礼を申し上げます。
紙の環プロジェクトは、お客様が廃棄物として捨てていた紙を引き取り、新たな紙として生まれ変わらせる資源循環型プロジェクトです。
古紙回収・リサイクルで得た収益は、社会・地域の貢献活動へと寄付し、自然環境を守る資源の環だけでなく、人と人が支え合う善意の環を拡げ、地域とともに住みやすい街づくりを目指しています。
今回、賛同企業7社様より回収させていただいた古紙の総合計は740kg。
古紙1トンを再生紙の原料に使用すると、立木(直径14cm高さ8m)20本分になることから、今回の紙の環プロジェクトの回収では、14.8本の立木を守ったことになります。
14.8本分の木がもたらす効果
皆さんもご存じの通り、森林は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化防止の役割を果たしています。
では、この14.8本分の木がどのくらい二酸化炭素を吸収するのでしょうか。
二酸化炭素の吸収量は木の種類や林齢で変わってきますが、
例えば50年生スギの人工林で、面積1ha当たりの炭素貯蔵量は170トン、1本当たりにすると約190kgになるそうです。これを50年で割ると1年間の平均で1本当たり約3.8kgの炭素=約14kgの二酸化炭素を吸収したことになります。(関東森林管理局「森林の二酸化炭素吸収力」より)
ここから計算すると、14.8本分の木は年間207.2㎏の二酸化炭素を吸収することになり、その分地球温暖化防止に貢献したことになるというわけです!
ちなみに、私たちの生活でどれだけの二酸化炭素が出ているか知っていますか?
人間1人が呼吸によって排出する二酸化炭素は年間約320kgと言われていて、これを吸収するにはスギ約23本が必要です。
そして、一般家庭からは約3,971㎏(2019年)の二酸化炭素が排出され、吸収するには約284本のスギが必要になるということ。
そこから考えると今回の14.8本というのは、まだまだだなと感じるかもしれません。でも、少しずつでも積み重ね、環をもっと拡げていくことで、さらに地球にやさしいプロジェクトへ成長していけると思っています。
瀬古の家様との交流
さて、今回の古紙回収・リサイクルで得た収益は、社会福祉法人よつ葉の会「瀬古の家」様(名古屋市守山区)に寄付させていただきました。
特別養護老人ホームである瀬古の家様では、地域の高齢者が集まるサロンや低料金で食事を提供する「みんなの食堂」(現在はお弁当の配布)などを定期的に開催しています。入居者様と地域住民との交流に加え、地域の居場所づくりも行っていらっしゃるのです。
施設長の仙田裕貴さんは、
「地域の笑顔が集まる場所にしたいですね」と穏やかな笑顔で話してくださいました。
瀬古の家様には他にも在庫紙として残ってしまった色上質紙を寄付させていただいています。その紙で作った作品も見せていただきました。本来ならリサイクル処分にしてしまう紙がこんな素敵な作品になるなんてすごい!と、とても嬉しかったです。
私たち企業が持続的に事業活動を行うためには地域社会との信頼関係の構築が重要です。事業活動を通して地域にどのような貢献ができるか常に考え、今後は地域との交流も増やし、ともに住み続けられる街づくりができるようにしていきたいと思っています。
そのきっかけにもなるように「紙の環プロジェクト」の環をどんどん拡げていき、森林と資源、子どもたちの笑顔が絶えまなく続く、そんな未来のために私たちは活動していきます。