SDGsの取り組み
SDGS社内研修 NIPPONIA美濃商家町研修にて
今こそ我々は「ノアの方舟」ではなく「三車火宅」の精神を発揮する時である。これは2011年震災後に哲学者山折哲雄さんが発せられた言葉で、夜中のEテレを見ていて思わず手帳に書き込みました。
あれから10年、今月4月初めの週末に未来にむけての事業計画を、社員とともに車座で創っていく試みをしてきました。月一回SDGS社内研修を始めて一年近く経ちました。
研修講師には、中部SDGS協会の副代表理事の百瀬先生に来ていただいてますが、一番心に響いたのが『仕事だけでなくプライベートでもSDGS精神を体現して必ず2030年に向かって持続可能な社会をつくっていこう!
そのためにマインドイノベーション、ビジネスイノベーションをしていこう!』という百瀬先生の熱いメッセージでした。前職ではダイバーシティ経営の先陣を切り、火中の栗を拾う仕事道を貫いた様々な人生経験は私たちにとって大きな刺激をいただいてます。
車座は古事記にも使用されている和紙の産地である美濃で、お宿は数百年前の豪商の別邸を改修したNIPPONIA美濃商家町。
美濃にはダムを使わない水力発電もあり、自然を壊さずにエネルギーを生み出す仕組みを百数十年前に生み出していた施設見学にも連れていってもらいました。私たちの先人は自然との共存を2000年前からしてきています。選ばれた人が乗れる「ノアの方舟」ではなく、私たちは全員が助かる「三車火宅」であることを私たちのDNAであることを再認識して、マインドリセット、ビジネスイノベーションをいまこの時期だからこそする。
美濃は人口減が続き、「すでに持続不可能な地域になっている!だからこそ持続可能な地域にするのだ」という使命をもって取組みをしているNIPPONIA商家町代表・丸重製紙の辻社長に今回アテンドしていただきました。
日本の強い国力を生み出せる人財づくりを。未来に豊かな社会を繋いでいくためにも、山あり谷ありですが、外部内部の仲間と一緒に取り組んで事業を創っていきたいと思いました。車座は初めてやれました、富士凸版印刷の使命の取組みをしていきます。よろしくお願いします。
代表取締役 山本登美恵