株式会社緑公園様
『緑公園物語』創業の心を次代へ繋ぐ社史
https://ryokukouen.com/ 昭和25年、瀬戸市に創業。造園業を営む株式会社緑公園様。
瀬戸市の公共事業を中心に、ロープクライミングのテクニックを駆使して高い木を剪定、伐採する「高木(こうぼく)レスキュー隊」、家庭の庭づくり、暮らしの提案を行う「育てる庭」など事業展開をされています。
三代目・柴田賢一社長は、2028年に迎える80周年に向けて何かカタチになるものを、という思いと、自身の「創業の精神を知りたい」という思いから、富士凸版印刷へ社史制作を依頼くださいました。
創業者で祖父の初代・柴田伊作氏、そして父で二代目の柴田戦男氏。それぞれの時代で成してきたこと、またその当時の想いは何であったかを、一つひとつ紐解いていきながら「社史」という物語を編んでいきました。
柴田社長をはじめ戦男様へのインタビュー、また初代の思い出を語っていただくためのお子様たち、つまり戦男様のごきょうだいにお集まりいただいての座談会を実施。さまざまな話題で会話が弾む中で、鋏などの道具を丁寧に手入れしながら、正直に仕事に当たった初代の姿が浮き彫りになっていきました。
二代目が語った「自然が先生。目の前の木だけでなく、山を見て、風を見て、周囲に気を配って仕事をしないかん」という言葉にも、三代目が掲げる「らしさの追求」という理念にも、謙虚で実直な初代の姿勢が受け継がれているようです。
松の木を見事な鋏さばきで剪定した創業者への敬意を表紙のデザインに込め、見返しの紙は木々を育む「土」の色に。
創業からおよそ80年の歴史がここにまとまり、社員、スタッフの皆さんが自社の根幹を学ぶ、社員教育の礎となる一冊が出来上がりました。本というカタチとなっての完成は、企画編集、制作をさせていただいた私たちにとっても、歴史に触れさせていただいた感謝と、感慨深い気持ちでいっぱいになります。
株式会社緑公園様の『緑公園物語』。
物語はこれからも日々、新たなページが創られ続けていきます。